「キャラバン行動ニュース」2000年3月3日第11号
マスコミも注目
民間労組も含め総決起集会
北コース・長野県−3月2目(第1目目)

■松本駅前宣伝行動では「ガングロ、茶パツ」の女子高生からも激励が■
 国公労連全国縦断キャラバンは、10日目に長野県に入りました。長野県では2日間の取り組みとなりますが、第1目目の2日は、昼休み松本駅前での宜伝行動からスタートしました。天候も良くキャラバン行動日よりでした。弁士には、国公労連服部中央執行委員、全運輸田中委員長、全医労関信佐藤書記長、県国公東城議長等が宣伝カーの壇上から訴えました。松本地区労連からの4名の参加も含め全体で、6単組26名の仲間が参加しました。宣伝行動にはマスコミ関係から長野放送がカメラを持ち込み取材に来ました。通行中の「ガングロ、茶パツ」の女子高生から手をふられ激励されるという一幕もありました。また、全医労の参加した仲間は、独自のビラや署名行動も持ち込み多彩な取り組みとなりました。
 松本駅前での宣伝行動を終えたキャラバン隊は長野市へ向かい、15時から長野県庁での記者会見に臨みました。松本駅前にマスコミが来ていたので、数社は来てくれるのではという期待をしていましたが、県護会の開催中ということもあり、2社しか集まらず、ちょっぴりさみしい記者会見となりました。しかし、めげることなく今回のキャラバンの目的や私たちの取り組み等を説明し、約30分の記者発表となりました。

■労組訪問−県教組が署名協力を快諾■
 労組訪間は、第2日目に行う計画でしたが、アポを取る中で、県教組は「2日の夕方が都合がいい」ということから、記者会見終了後県教組を訪問し、「25%定員削減反対の団体署名」の要請を中心に交流しました。県教組からは「専門部も含め問題ないと思う。各支部についても執行委員会で検討し、対応したい。署名用紙が足りなければ、連絡する」と快諾を得ました。

■総決起集会−JMIU地本などが激励あいさつ■
 18時から勤労者福祉センターで行われた総決起集会には民間労組の仲間も13名参加し、全体で約130名の参加で熱気あふれるものとなりました。集会では、東城議長のあいさつから始まり、3名のオルグ者を代表して国公労連服部中央執行委員から現在の情勢や「対話と共同」の取り組みの意義が話されました。また、来賓として民間労組3名の方から、それぞれの取り組みの報告をうけました。JMIU長野地本の木継書記長からは、JMIU高見澤電機の取り組みが報告され、通信労組の中沢委員長からは、NTTの攻撃に対する取り組み、高教組長水支部の青木書記長からは、地方公務員への攻撃が報告されました。いずれもリストラ・合理化攻撃の報告を中心に生々しい話や、民間の春闘の闘い話で、あらためて地域に出る必要性と国公部隊の参加が求められていることが認識されました。来賓からの挨拶のあと、入沢事務局長からの行動報告及び行動提起がされ、集会参加者全体の拍手で確認されました。
 このあと県国公に加盟している全9単組の代表者による決意表明がされ、最後は東城議長による団結ガンバローで集会を締めくくり、第1日目の行動を終えました。

厳寒の中、長野駅頭で元気に早朝宣伝 連合系含め団体署名協力を要請
北コース・長野県−3月3目(第2目目)

■長野駅前宣伝行動−長野朝日放送が取材■
 キャラバン行動2日目は、長野駅前での早朝宣伝行動からスタートしました。非常に冷え込んだ朝で、寒さの影響もあり、ビラはけはいまいちでしたが、東城議長の司会により、元気よく宣伝行動を行いました。参加者は7単組30名で、ビラ配布数は1000枚でした。
 弁士は、5単組(法務、通信、建労、運輸、医労)の仲間が、それぞれの職場の実態を訴えるとともに、長野地区労連の菅田事務局長からも民間春闘の状況や「いまこそ官民一体の取り組みが必要。共に頑張ろう」と、連帯も含めたあいさつもいただきました。また、長野朝日放送(ABN)が取材にきていました

■労組訪問−県職労も「署名に協力」■
 午前中の取り組みとして、労組訪問と団地へのビラ配布行動に取り組みました。連合職場や未組織職場に事前にアポを取って、21人の参加で、5団体へ団体署名の要請に行きました。
 高教組は、団体署名協力に協力の返事、自治労県本部は、「検討する。組織的な問題がある」との答え、全農林は、「協力できない」という回答でしたが、以前よりも対応はよくなってきているという印象でした。信州大教育学部では、「学部内で取り組み、返送する。今後、交流していこう」という回答、県職労は、「署名に取り組みたい」という回答でした。
 一方、団地ビラ配布宣伝は、5名が参加し、約1時間の間に約1500枚のビラを配布しました。

■上田駅前宣伝行動−バス待ちの人も耳を傾ける■
 上田駅前での昼休み宣伝行動を、上小地区労連参加を含め、全体で6単組19人の参加で、暖かいな日差しの中、取り組みました。
 東城議長が司会を務めながら、キャラバンの目的を訴え、国公労連服部中執、全運輸田中委員長から、25%削減の問題点を訴えました。通行者は少なかったため、ビラはあまりはけませんでしたが、バスを待っている人などが熱心に聞いていました。

■中津川で岐阜に引き継ぎ■
 以上の行動で長野県内でのキャラバンは終了し、中央道・中津川インターで岐阜県に引き継ぎました。
(以 上)


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