「キャラバン行動ニュース」2000年2月28日第6号
「2・25怒りの総行動」に呼応して県労連と共同行動
--宇都宮市内を中心に宣伝・国会議員要請をとりくむ〜栃木--

 茨城からキャラバンカーをひきついで、25日は栃木県内の行動がとりくまれました。
 この日は、全労連が配置した「2.25怒りの総行動」の日でもあり、栃木県労連と共同して、宣伝や集会などが終日展開されました。
 朝7時からはじまった宇都宮駅前での早朝宣伝行動は、民間からも多くの仲間が参加する中で、全労連が作成したビラとあわせて国公労連のビラを配布しました。宇都宮では、条例によって午前8時まで駅頭での宣伝カー使用が禁止されているそうで、残念ながら、マイクによるうったえは断念しなければなりませんでしたが、通勤・通学の人たちに元気に「おはようございます」と声をかけて、2種類のビラを手渡しました。
 また、この日は、栃木県国公の高平議長、杉山事務局長を中心に、地元選出の国会議員への要請行動にとりくみました。「アポなし訪問」ということもあり、地元事務所が留守だったり、入り口で要請書をうけとるだけという対応でした。
 しかし、そのなかでも、自民党の森山眞弓衆議院議員の事務所では、突然の訪問にもかかわらず、地元秘書の桑島氏がキャラバン隊を歓迎してくれ、時間をとって要請をうけてくれました。こちらが、定員削減や国立病院の統廃合、独立行政法人化などについて説明すると。桑島秘書は、「私自身、まだまだ不勉強で、飽くまで私見としてだが、日本をささえているのは公務員のみなさんであり、その苦労に応えるためにも、定員削減一辺倒であってはならないと思う」とのべ。要請があったことについては、森山議員に伝えることを約束してくれました。桑島秘書は、事務所の外まで出てきて、大きな宣伝カーを見送ってくれました。
 宣伝行動では、午後からは「パルコ」や「西武デパート」がならぶ宇都宮の繁華街で、栃木県医労連と共同して、署名・宣伝にとりくみました。
 昼下がりの時間帯の商店街は、主婦や学生など多くの人でにぎわい、交差点の近くにキャラバンカーを停めて、壇上から協力をうったえました。医労連の仲間と交替でマイクを持ち、国公からは、高平議長をはじめ、中央から参加している国公労連の黒田執行委員、全医労本部の淀執行委員、関東ブロックを代表して参加した全司法東京地連の田中書記長が弁士に立ちました。
 宣伝行動には、全体で約50名が参加、医労連がとりくむ医療改悪に反対する署名も、1時間で約300筆を集約することができました。

共産党・社民党の県本部代表がならんで激励あいさつ
--「栃木県民集会」に合流し、共同強めてたたかう決意しめす--

 栃木県での最後の行動として、県労連主催の「栃木県民集会」に結集しました。
 陽もとっぷりと暮れ、午後6時を回るころには、宇都宮市内は氷点下に冷え込む中、仕事帰りの仲間が集まって、県庁前での集会が開始されました。
 栃木県労連武藤事務局長の主催者あいさつのあと、連帯のあいさつとして、日本共産党と社会民主党の両党の栃木県本部代表がかわるがわる登壇、自自公政権への怒り、解散・総選挙を勝ち取る決意がこもごものべられました。
 各単産の決意表明では、国公労連の黒田氏が、国公労連のキャラバン行動を紹介するとともに、2000年春闘では、雇用とくらしを守りともにたたかう決意をのべ、あわせて、国家公務員の定員削減反対などの運動への協力をうったえました。
 集会終了後、直ちにデモに出発し、県国公からの多数の参加者をふくむ約150名のデモ隊は、「雇用をまもれ」「公務員の定員削減反対」「独立行政法人化反対」のシュプレヒコールをあげながら、道行く人たちにアピールしました。
(以 上)

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