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国公労連速報 2008年7月8日《No.2014》
地球温暖化STOP! なくせ貧困! 食糧主権の確立を!
全労連がG8サミット行動を展開!
     
 

 

 昨日よりG8サミットが開催されています。全労連は7月4日(金)〜6日(日)にG8サミットに対して「地球温暖化STOP!なくせ貧困!食糧主権の確立へ立ち上がろう」のスローガンのもとにアピール行動を展開しました。国公労連も北海道国公を中心に行動に参加しました。

 ストップ温暖化を考える学習交流会からスタート

 4日、全労連、公害弁連、日本科学者会議、公害・地球墾が主催する「ストップ温暖化を考える学習交流会」が行われ、全国各地から50名を超える参加者が集まりました。
 学習交流会ははじめに「今ならまにあう。地球温暖化対策−私たちにできること」と題した自主制作のDVDを視聴しました。そして、公害・地球墾の橋本良仁運営委員が「人類の未来とストップ温暖化を考える」と題した講演を行い「日本政府がサミットで果たす役割は大きい。そして、国民が政府を動かし、企業に削減目標を守らせるべきだ。」とのべました。
 問題提起を全労連の野村青年部長が行い、参加者は3つの班に分かれ分散会で地球温暖化をはじめとする環境問題について討論し、交流を深めました。

 海外代表と国際交流!

 学習交流会後、バスに乗り込み、北海道岩見沢市にある研修施設「ぱる」に移動し、18:00からビア・カンペシーナ、農民連、食健連が主催する国際交流のつどいを行いました。
 つどいでは各地の名産品と自前の料理がズラリと並び、各地の文化企画で海外代表や参加者をもてなしました。文化企画では青森・津軽のねぷたや花笠などが披露され、おおいに盛りあがりました。
 第二部として全労連青年部と農民連青年部が主催する海外代表との青年交流会が行われました。
 交流会は参加者各自がキャンドルに火をともし、野外で行いました。最初に農民連の葛西青年部長があいさつし、海外代表(インドネシア、韓国、タイ、スペイン)が自国のことも含めて自己紹介を行いました。そして、各地の参加者が環境問題や食糧主権の問題の思いを語り、交流を深めました。最後に橋本のぶよさんの音頭のもとみんなで歌を歌って交流会を終えました。

 国際青年フォーラムを開催!

 5日、全労連青年部・農民連青年部は国際青年フォーラムを札幌市内で開催し、約80名が参加しました。
 フォーラムははじめにピースパレードで参加者それぞれが使う、自分の要求を書いたプラカードを作成しました。その後、青年の海外代表(タイ、インドネシア、スペイン)と日本の青年でパネルディスカッションを行い、自国の現状や温暖化に対する対策などを発言しました。
 参加者は3つの班に分かれ海外代表とともに分散会討論を行いました。分散会討論では自らつくったプラカードを一人ひとりが説明し、G8サミット行動への思いを交流しました。海外代表から日本の参加者への質問などもあり、おおいに盛りあがったところでピースパレードに向かいました。

 核兵器も戦争もない世界を なくせ貧困・格差
 みどりの地球を子どもたちへ ピースパレードを実施!


 世界にとどろけ「核兵器も戦争もない世界を」「なくせ貧困・格差」「みどりの地球を子どもたちへ」をスローガンに、海外を含め約5000人が大通西8丁目広場に集まり、集会とピースパレードを実施しました。
 集会では海外からの参加者や国内のNGO代表らが次々と登壇し、開催を直前に控えたG8サミットや世界に向けてそれぞれの訴えを発信しました。
 主催者を代表して、道平和委員会の石田明義理事長は「G8各国の政府は戦争や環境破壊、貧困と世界が直面している諸問題の解決に責任を果たすべきです。さまざまな活動をしている私たちがともに平和で公正な新しい世界をつくろう」とよびかけました。
 集会後、参加者は「軍事費を削って貧困対策を」と声をあげ、市内の中心部をパレードしました。

 ※ここでちょっとパレードに参加した感想を。パレードにはものすごい数の警官や機動隊が配置されていて、交差点のところなんかは脇道にそらさせないように両側隙間なく機動隊が配備されていて、東京でもこうした経験をしたことがないのでビックリしました。今、税金の無駄遣いがいろいろいわれていますが、本当に必要な警備だったのか不思議です。あと、パレードでは逮捕者も出ましたが、私は逮捕現場の数10m後ろでいました。警察がわっと走っていき何が起きたのかな?と思っていましたがまさかパレードの参加者が逮捕されているとは。宣伝カーのサイドガラスも割られていて、東京でデモはやりなれていたつもりでしたが、ほんとビックリし、いろんな意味でビックリしたパレードでしたが、市民にいろいろアピールできてよかったと思います。(T.K談)

 「核も戦争もない平和で公正な社会を」国際シンポジウムを開催

 ピースパレード後、18:00からサミット北海道連絡会や全労連などが主催する国際シンポジウムが開催され、6カ国から280人が参加し、熱心に討論しました。
 シンポジウムでは日本、ギリシャ、韓国、フィリピンの代表が報告を行い、フィリピンの代表はフィリピンに駐留する米兵による犯罪が横行していることを告発。韓国の代表は米国産牛肉問題でのたたかいを報告。ギリシャの代表は、日本で、九条の会が広がっていることに感銘を受けたとし、「たたかいによって人民の意思を示すことができる」と連帯を呼びかけました。全労連の小田川事務局長は人間らしい労働の実現を求めていくには、トヨタなどの輸出大企業に対する運動が不可欠だと訴えました。
 最後に参加者一堂でG8に対してのメッセージを確認し、シンポジウムを終えました。

 「女性の日」行動を実施!

 ビア・カンペシーナ、農民連女性部、全労連女性部、婦団連、新婦人が呼びかけたG8サミットに対抗する「女性の日」行動が6日札幌市内共済会館を会場に開催され、135人が参加しました。
 集会は、「日本にやってくる志を共にする世界の女性たちと共同し、切実な要求をサミット参加国の首脳にアピールすること、持続可能で安心して暮らせる社会を全世界の子どもたちに手渡そう、実効ある温暖化対策の実現や食料自給率の向上、戦争も核兵器もない世界の実現と女性の地位 向上を要求する運動を草の根から巻き起こそう」と開催したもの。
 参加国は、韓国、バスク、タイ、フィリピン、カナダ、日本。討論の中では、各国での新自由主義のもとに女性のおかれている状況が報告され、たたかいを交流しました。また、食糧主権、地球環境を守るためにも女性の視点での行動の提起が強く求められていることを確認しました。

以上

 
 
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